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 特許・商標部門
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 当事務所の第三の部門である。といっても、そのうちの商標に関しては、既に‘86年からの実績がある。が、それを部門と称するわけにはいかない、と当時から決めていた。やはり、弁理士業務は、本物の弁理士がいて、しかも特許出願を行ないえて始めて名のるべき部門と頑なに考えてきたからである。
 さいわい、著作権や肖像権を中心とした無体財産権と並行して商標権・意匠権の出願や侵害対応の経験を重ねていたので、その経験を応用すれば、特許ジャンルの立ち上りが遅れても、時期さえ来れば急速に確立できる部門だと思ってきた。現にそうなってきている。
 特許の業界では今、「権利化から活用と侵害対応まで出来ます。」が流行のようで、それが現実に保障されれば依頼者にとって大変良いことである。ただ考えてみればそれは、本来いわずもがなだった筈である。むしろ、この業界では、あらためて、権利化における質の高いサービスの提供こそ求められていると私達は思う。
 当事務所の同部門の立ち上げは既に述べたように三番目となった。そして、いまだ立ち上げ期にあっていまだ業務組織の基盤づくりに力点をおいている。全ての部門について言えることだが、始めはゆっくりと、しかる後にスピードを。つまり、ある時期までの試行錯誤は、決して無駄ではなく、財産である。そう理解できる者こそ堅実な部門と事務所建設とを実現できるのである。
  とはいえ既に商標の出願・登録量において日本屈指の存在となりつつあり、今後もこの基調は変るまい。これに比すれば量的に日本屈指となるにはまだ時間がかかろう。特許はジャンルが広く、それぞれの奥が深い。
 それでも私達は、確信している。現に今依頼を受けている案件に対し、これまでにない方法論をもって高品質のサービスを提供しようとしている、と。そして結果は特許においても現われつつある、と。

 

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